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プレコンセプションケアを知っていますか?

公開日 2025年6月23日

更新日 2025年6月23日

~プレコンセプションケアは今と未来の自分だけでなく、次世代すなわち、未来の子どもたちの健康にもつながります。~

「プレコンセプションケア(Preconception care)」とは?

プレ(Pre)は「~の前の」、コンセプション(Conception)は「妊娠・受胎」という意味で、「妊娠前からのケア」を意味します。
「プレコンセプションケア」は若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合うこと。次世代を担う子どもの健康にもつながるとして近年注目されているヘルスケアです。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。
いまは妊娠や結婚を考えていなくても、プレコンセプションケアを実施することでいまの自分がもっと健康になって、人生100年時代の満ち足りた自分(well-being)の実現につながります。


国立成育医療センターホームページより引用:https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/preconnote/

プレコンセプションケアの目的

プレコンセプションケアの目的は3つあります。

  1. 若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
  2. 若い世代の男女が将来、より健康になること
  3. 1の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること

プレコンセプションケアは、近々妊娠したいと考えている女性だけでなく、思春期以降、妊娠可能な年齢の全女性に必要なものです。そして、女性の健康を支えるパートナーやご家族、企業の健康支援のご担当者様にも知っていただきたいことです。

なぜ、プレコンセプションケアが大切なの?

リスクのある妊娠の増加

若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などから、リスクの高い妊娠が増加しています。健康に関する正しい知識や習慣を身につけ、妊娠前にリスクを減らすことが、健やかな妊娠・出産、生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。

不妊の増加

「生理不順を放置していた」「生理痛を我慢していた」などが将来の不妊の原因となることがあります。
妊娠や出産に関する正しい知識をもって行動し、将来の不妊のリスクを減らしましょう。

人生100年時代を生きるために

子どもを持つ選択をするかしないかにかかわらず、プレコンセプションケアを実施することで、より豊かな人生につながるでしょう。

プレコンセプションケアを始めてみませんか?
~今の自分を知って、できることから始めてみましょう~

  1. 健康診断・がん検診を受けよう    
  2. 検査やワクチンを受けよう
  3. 食生活を整えよう
  4. 適度な運動で、体力と代謝を高めよう
  5. ストレスと上手に付き合う
  6. たばことお酒に注意しよう

1.健康診断・がん検診を受けよう

生活習慣病や早期のがんは、自覚症状のない場合が多い病気です。
定期的な健診(検診)によって、自分たちの体の状態を把握しておくことで、妊娠合併症や低出生体重児などの赤ちゃんの健康リスクの予防することができます。特に20歳以上の女性の方は、2年に1回、子宮頸がん検診を受診しましょう。

2.検査やワクチンを受けよう

妊娠中にかかると、赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。感染症から完全に身を守ることはできませんが、風疹、麻疹、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はワクチンを打つことで予防できます。妊娠中、とくに妊娠20週までに風疹に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群を発症し、心臓の病気や白内障、難聴を患うリスクが高まります。母子手帳でワクチンの接種歴を確認して、必要であれば妊娠を考える前に接種しましょう。

3.食生活を整えよう

不規則な食事は、栄養がかたよる原因となり生活習慣病にもつながります。1日3食しっかり食べ、主食・主菜・副菜をそろえて、バランスの良い食事を心がけましょう。

4.適度な運動で、体力と代謝を高めよう

1週間に150分程度、少し息がはずむくらいの運動が目安とされています。体を動かすことで血行や代謝の改善、筋肉の増加、骨の強化といった効果が生まれます。また、妊娠・出産・産後にかかる体力づくりにもつながります。
【臼杵市健康マイレージ】

5.ストレスと上手に付き合う

ストレスをためすぎると、こころの健康や体の調子をくずしてしまうことがあります。まずは自分が何に対してどれくらいストレスを感じているか気づくことが大切です。
また、つらいときは一人で悩まず、専門の窓口に相談しましょう。
【まもうろうよ こころ 厚生労働省】

6.たばことお酒に注意しよう

たばこはがんや心臓病など多くの病気を引き起こすばかりか、男女ともに不妊のリスクを高めます。受動喫煙も同様です。また、妊娠中の飲酒は胎児の発育に悪影響を与えます。妊娠中の飲酒は控えましょう。
 

お問合せ

子ども子育て課(ちあぽーと)
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

※直通のダイヤルインや通話料金、電話交換システムに関することは、お問合せページをご覧ください。

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