重症熱性血小板減少症候群

公開日 2014年3月20日

マダニによる感染症(重症熱性血小板減少症候群)について

重症熱性血小板減少症候群とは?

2011年に初めて特定された、新しいウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。主な症状は発熱と消化器症状で、重症化し、死亡することもあります。
これまで日本国内で重症熱性血小板減少症候群の報告はなく、2012年の本症例が初めての報告です。

ウイルスにはどのようにして感染するのですか?

中国では、多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染しています。
マダニと、食品などに発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家庭内に生息するダニとでは種類が異なります。マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで、主に森林や草地などの屋外に生息しており、市街地周辺でも見られます。広くアジアやオセアニアに分布しますが、日本でも全国的に分布しています。

重症熱性血小板減少症候群にかかると、どのような症状が出ますか?

原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が中心です。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。

この病気にかからないために、どのように予防すればよいですか?

マダニに咬まれないようにすることが重要です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。これは、重症熱性血小板減少症候群だけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすることが大事です。また、屋外活動後はマダニに咬まれていないか確認してください。
現在のところ、ウイルスに対して有効なワクチンはありません。

この情報に関連する情報

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ)

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