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ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の予防

公開日 2019年2月12日

更新日 2019年2月28日

ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎にご注意を!

 ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎は、ウイルスがついた食品を喫食する以外にも、ウイルスがついた手指を介して感染します。排便後や調理および食事の前には手洗いを励行し、予防に努めましょう。

感染性胃腸炎とは

 感染性胃腸炎は病原性大腸菌やサルモネラなどの細菌、それにノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスによって引き起こされる胃腸の疾患で、一年を通じて発症していますが、細菌によるものは夏場に集中し、ウイルスによるものは毎年秋から冬にかけて流行が認められます。

 症状は原因となる細菌やウイルスによって少しずつ異なりますが、発熱、下痢(水様便、血便など)、腹痛、悪心、嘔吐などです。これらの症状が単独または、複数の症状がさまざまな組み合わせで出現しますが、原因となる病原体や患者個人間で大きな差があり、症状の重さもさまざまです。

 特に、冬場に発生するもののほとんどが「ノロウイルス」や「ロタウイルス」と呼ばれるウイルスによるものです。これらの病原体のほとんどが、食べ物や飲み水などを介した経口感染で体内に侵入します。

ノロウイルス

 以前は小型球形ウイルスと呼ばれていました。感染力が強く、少量(50個~100個)でも発症するのが特徴です。
 乾燥に強く、アルコール、逆性石けんなどの殺菌剤が効きにくいので、十分な洗浄と加熱が必要です。

1.感染経路
  • ウイルスに汚染された食品の摂取
  • ウイルスに感染した人の便・嘔吐物からの経口感染や飛沫感染
2.症状など
  • 吐気、嘔吐、下痢が主症状であるが、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛を伴うこともある
  • 潜伏期間は、1~2日といわれており、乳児から成人まで幅広く感染する
  • ウイルスは、症状が消失した後も3~7日間、長いときは1ヵ月程度、患者の便中に排出されるため、二次感染に注意が必要である

予防

手洗い

トイレの後、調理をする際、食事の前は必ずよく手を洗いましょう。
また、集団施設などでのタオルの共用は極力避けましょう。
下痢や嘔吐の症状がある人は、食品を直接取り扱わないようしましょう。

食材の加熱

カキなどの2枚貝を食べる時は85℃以上で1分間以上中心部までよく加熱しましょう。

調理器具類(まな板、包丁、ボール、ふきん等)の洗浄、消毒

 次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)を200ppm溶液に5分間漬け込むか、同溶液をふきんなどに浸して拭き、5分以上経過してから水道水で完全に洗い落とします。
 または85℃以上で1分以上の加熱をします。

汚物の処理

 床上のおう吐物や便などは乾燥によるウイルスの浮遊を防ぐことが重要です。
 ペーパータオルで覆い、消毒液(1000ppm)をかけて10分以上放置した後、新品のビニール袋を反転し手を中に入れて包み込んで取ります。その後、床も消毒液で拭きましょう。マスク、ゴム手袋を着用して行いましょう。
 手洗い、うがいを励行し、日常的に清潔を保つことが重要です。特に、排便後や調理前は流水でしっかりと手を洗いましょう。

お問合せ

子ども子育て課(ちあぽーと)
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

※直通のダイヤルインや通話料金、電話交換システムに関することは、お問合せページをご覧ください。

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