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古道

公開日 2019年2月7日

更新日 2019年2月28日

 
地域
その他
名称
古道(こどう)
所在
 
備考
昭和56年11月調べ
説明
芭蕉の「奥の細道」の中に「月日は百代の過客にして、行かう年も又旅人なり・・・」という一節があります。いつの世も時の流れというものは旅人と同じように刻一刻と変わってゆくものであるといっています。しかし、移り行くのは歳月ばかりではありません。旅人がゆききする道も同様です。ここには往時の旅人達の人生があり、喜びや悲しみがしみこんでいます。人々にとって道は重要な生活の一部であったといえます。細くて不便な一本の道が人と人、地域と地域を結びつけ、生活や文化の交流をはかっていたのです。
今日、交通の発達と生活環境の大幅な変化は、道そのものの機能や用途にも変化を生み、今では、山を崩し、谷を埋めてつくられた新しいアスファルト道が都市と都市とを短時間で結ぶ生活の便利道として古道にとってかわっています。このため古道は人通りも絶え、枯葉や雑草におおわれた脇道や農道あるいは細道として、わずかに往時の姿をとどめているにすぎません。
市内に古道は数多くありますが、比較的よく姿をとどめているものとしては、府内や津久見へ通じる街道があります。古地図から府内や津久見へぬけるおもな順路をたどると次のようになります。
府内道=一本は江無田(城下への入り口)~末広一里松~大将軍(上北小西隣のお宮)~通の車橋~白城峠~廣内、もう一本は、車橋~松原~九六位山~毛井の道です。
津久見道=海添一里松~カケハシ~内畑~畑峠、もう一本は、一里松~大岩(万年渓)~蔵富峠への道です。
現在、これら古道への道標などがないため、探し訊ねることが難しくなっています。
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

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