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お不動様

公開日 2019年2月7日

更新日 2019年2月28日

 
地域
その他
名称
お不動様(おふどうさま)
所在
 
備考
昭和59年11月調べ
説明
市内には、お不動様を主尊とするお堂が六ヶ所と磨崖仏(崖面に彫りこまれている仏像)が四ヶ所あります。お不動様とは不動明王像のことです。右手に宝剣を、左手には羂索(大なわ)を持ち、頂髪は左肩に垂らしています。顔は怒りを満面にたたえたようなこわい形相をしています。そして、その怒りをさらに強烈なものとするために像の背後に凄まじいばかりの炎を表現しています。不動明王像がどうして恐ろしい形相で現されているかというと、これは仏の世界の中心に位置している大日如来の使者としての不動明王が、悪魔が人の心や身の中にまといつき心をかき乱す欲望という悪行にうちかつためです。特に、加持・祈祷を重んじ、山岳にこもって修行する修験者(山伏)からは、守り本尊として崇められています。
臼杵で最も古い不動明王像としては十一世紀代に彫られたとされている臼杵磨崖仏中、古園石仏の中の不動明王があります。次いで十二世紀ごろと考えられているホキ石仏第二群の不動明王(剥落しているので現在は収蔵庫に保存されています)鎌倉期の作とされる大日石仏(門前石仏)の不動明王像などがあります。これに対して磨崖仏以外の木造あるいは石像の不動明王像は江戸期以降の作と考えられています。いずれも、それぞれの地域で人々の深い信仰を集めています。なかでも高須・正願・松原・望月の各お不動様は有名で市内外から多くの参拝者が訪れています。このうち、望月のお不動様は、年の数だけ石(小さな河原石)を上げると願い事がかなうといわれ、足の病や合格祈願のため訪れた参拝者によって持ち込まれた多くの石が、石像の前に積み重ねられています。
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

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