公開日 2019年2月7日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- その他
- 名称
- 甦る遺跡(よみがえるいせき)
- 所在
- 備考
- 昭和56年8月調べ
- 説明
- 数百年の眠りからさめ、突如として土の中から私達の眼前にその姿をあらわす遺跡。思いもよらないような場所から発見されるいにしえ人たちの生活の跡。無数の柱穴、竪穴住居跡(土を方形に掘りくぼめた家の跡)溝跡、井戸跡など、当時の人々の数々の生活跡が目の前に広がります。今の私達には及びもつかないような世界がそこには横たわっているのです。目にするものすべてが不思議で、どことなく心ひきつけるものがあります。「どんな人が、どうやってここで生活したのだろうか」「食べ物は何を・・・」など、次から次へと思いはめぐり、限りないいにしえの世界、夢とロマンにあふれた世界へと私達をいざなってくれます。
近年、遺跡の発見はめざましく、土地の開発や整備事業などによって次々とその姿を現代にあらわしています。この発見によって今までナゾのベールで覆われていた、古い時代の地域文化、特に数千年あるいは数百年の間につちかわれてきた郷土の歴史と文化が少しずつ明らかにされています。遺跡は、そこから発見される遺構(過去の生活跡が形として残っているもの)や遺物によって、それぞれが属する時代の社会の様子や人々の生活の様子などをはっきりと語ってくれます。