公開日 2019年2月7日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- その他
- 名称
- 獅子舞(ししまい)
- 所在
- 臼杵市内
- 備考
- 昭和55年9月調べ
- 説明
- 鎮守様(神社)の境内を取り巻く人の波、そしてその内側では太鼓やカネ、笛の音にあわせて舞を繰り広げる獅子と鼻取りの姿。
勇壮さとおかしさの混じった動作は見るものに沸き立つような興奮と親しみを起こさせます。このような獅子舞の光景を、昔は市内の各地域で見かけることができました。
この獅子舞にはいろいろ意味が込められています。魔よけ、厄除け・はやり病の防止、五穀豊穣など、地域の人々の様々な願いが舞の中に込められているのです。
したがって、獅子の一挙一動の中になんとも形容のしがたい舞手の気迫が感じられます。
獅子舞というのは、獅子の舞だけを指すのではなく、鼻高面(鼻の高い天狗面)に剣と大幣、一本歯の高下駄を履いたお先払いと、天狗面をつけ軍配と長い刀を持ち舞いながら獅子を誘導する鼻取り、これらの舞を助ける鳴物(大・小太鼓、カネ、笛など)すべてを含んだ総称です。
また、獅子にもいろいろ種類があります。一人立ちと二人立ち、獅子型と狛犬型をしたものがほとんどです。まれに福良や望月の獅子のように獅子型をしているものもあります。
獅子舞は、動作が活発であるため、体力の消耗度も激しく、若い舞手が不足している地区では、舞を中断しているところもあります。
時の流れとともに各地の伝統芸能が失われつつありますが、地域文化の象徴ともいえるこれらの芸能を消すことなく、長く後世に伝承してゆきたいものです。