公開日 2019年2月7日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- 佐志生・下ノ江地域
- 名称
- 下ノ江節(したのえぶし)
- 所在
- 備考
- 昭和54年7月調べ
- 説明
- ふるさとの歌として、古くから市民に親しまれ歌い継がれてきた「下ノ江節」は、今から二百年ほど前の文化年間に、伊予の国(愛媛県)の船乗りによってもたらされた瀬戸内地方の「中木節」が、当時、流行していた「出雲節」や「上佐節」の影響を受け、独特の歌いまわしとなって、港で働く人たちに愛唱され、また、お囃子もともなって今日の「下ノ江節」になったといわれています。
その頃の下ノ江は、臼杵の外港としての役割を果たし、貿易或いは豊後水道を航行する帆船の風待ち、潮待ちの港として船の出入りも多く、港町として大いに繁盛していたそうです。このような町の繁盛振りを背景として下の江節は生まれました。歌詞には、恵まれた自然の美しさや町の賑わいぶりを歌ったものが多く、明るく情緒豊かな歌となっています。
昭和36年4月には、地元の伝統芸能を守るため、「下ノ江節振興会(昭和46年に保存会と改称)」が結成されたそうです。
下ノ江節(抜粋)
アーアー 下ノ江可愛や金毘羅山の サノヨイヨイ 松が見えますほのぼのと サノサノヨイヨイ アーアー 月が出ました下ノ江沖に サノヨイヨイ 波にゆられて濡れながら サノサノヨイヨイ アーアー 下ノ江港にゃ錨はいらぬ サノヨイヨイ 三味や太鼓で船つなぐ サノサノヨイヨイ