公開日 2019年2月7日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- 海辺地域
- 名称
- 山内流(やまうちりゅう)
- 所在
- 中津浦鯉来ケ浜(けいれいがはま)
- 備考
- 昭和52年8月調べ
- 説明
- 山内流は文政五年(1822)に四国松山の山内久馬勝重が、臼杵藩士稲川清記に泳法を伝授したのが起こりで、この名があります。
山内流水術は立泳ぎをもって弓を射たり、槍を持ち、旗を携えるなど水軍のかけひきに用いる武術の一科としたものでした。游泳大会で公開される大旗振り、手足がらみ、弓術、水書などの妙技はこれを伝えたものです。
游泳大会は毎年水中稽古納めの慣例行事となり、昔は藩主の観覧があり、一つは列を正しく順序を乱さず藩主の面前を泳ぐ「御覧前」と遠距離を競う「諏訪渡」の二種があったそうです。
この「山内流」も廃藩後、有志の人たちによって受け継がれ、現在は市内の子供たちの游泳所として中津浦鯉来ケ浜で開設されています。游泳所は毎年七月二十一日に始まり、二十日間にわたって游泳所術の伝授が行われ、最終日の游泳大会には会得した技の披露が行われます。