公開日 2019年2月14日
更新日 2019年2月28日
政策提言に向けて(背景と目的)
臼杵市議会では議会改革・活性化の一環として、『政策討論会』の開催や市民との『意見交換会』などを通じ、執行部への政策提言に向けた取り組みを進めています。
- 政策討論会の様子
地方議会全般の情勢
地方分権の潮流とともに、地方公共団体の立法府,意思決定機関である議会の責任・役割は限りなく大きくなってきています。しかしながら、現在の地方議会は、様々な慣習や慣例、制度により硬直化してきていると言われ、議会制民主主義の空洞化・形骸化が懸念される中、それらを改めるための議会改革・活性化への取り組みが全国的に行われています。
特に近年、議員に求められているのは政策立案能力の向上であり、執行部に対する政策提言や条例の提案・実現であります。特に立法機能は議会の本質的機能であり、最も重要な中核的機能であるため、本来であれば議員立法(議員提出議案)が中心となりその機能が発揮されるべきとされていますが、現実的には国、地方議会にかかわらず議員立法は少なく、行政優位の傾向が非常に強い状況にあります。この風潮を改め、議会本来の役割を果たすための取組みが、議会改革として全国的に活発化してきています。
市議会の役割とは何なのか
- 議会は二元代表制の一翼を担い、執行機関とは独立・対等の関係にあります。
- 議会は複数の代表で構成された合議制の機関であることが特徴(市長・執行機関と違う)であり、議会はその審議の場に多様な住民の意見を反映させ、審議の過程において様々な意見を出し合い、課題や論点を明らかにしながら合意形成し、政策を決定していくことが期待されています。
- 議会が積極的に立法機能を発揮すればするほど、執行部に対する統制機能や監視機能が相対的に向上させることにつながります。
- 条例の立案は執行部が行うものだと潜在的に考えられている事が多く、議員は立法府である議会の一員であり、議員自身が自分は条例案を作る権限と職責を有するという意識の醸成が必要とされています。
- 地方議会は住民の代表機関、意志決定機関としてこれまで以上に住民の意志を反映した活動を積極的に行う必要があります。
政策提言に向けた臼杵市議会の取り組み
地方議会の情勢や議会の役割を受けて、臼杵市議会では以下のような取り組みを進めています。
政策討論会の開催、政策提言
- 平成17年度より政策討論会を開催し、市における重要課題について認識、共通理解を深め、市の方針確認や対応策の検討するための体制構築を図ってきました。
- 政策討論会において議論された政策課題に対し、議会側より政策提言を行ってきました。
- 市長に対する政策提言の様子
これまでの政策提言など
お問合せ
議会事務局
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