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化粧の井戸

公開日 2019年2月6日

更新日 2019年2月28日

化粧の井戸の写真
地域
下南地域
名称
化粧の井戸(けしょうのいど)
所在
臼杵市大字深田
備考
昭和58年8月調べ
説明
伝説のもつ不思議な魅力にひかれてか、それとも、この水をつけることでイボが治るとか、或いは肌がつややかになるとかいわれる効用を伝え聞いてか、近ごろこの井戸を訪れる人が増えているそうです。
この井戸とは、仏の里で知られる深田の「化粧の井戸」です。この里を囲んでいる南側丘陵の裾の一角に位置しており、岩の間をしみ出てくるササ水と呼ばれる乳白色をした水をためてできたのが、この井戸です。どのような天候の時でも井戸がかれたり、あふれ出たりしたことはなく、常に一定の水量を保っているという不思議さも兼ね備えています。
伝説によると『その昔、奈良の都の大臣の姫に玉津姫という美しい女性がおりましたが、どのような因果か顔やからだに黒いアザがあったため、お嫁に行くこともできなかった。そこで姫は、縁結びの神である大和の三輪大明神に参詣し祈願したところ、夢の中に神が現れ「豊後の国の山里に炭焼の小五郎という者がいる。この者に嫁げば富貴自在になる」というお告げを受けたので、姫は、都を出て豊後へ向かった。そしてこの地に着き、この井戸水で顔を洗い、水面にうつった自分の顔を見たところアザが消えていたので、さらにからだにもつけたところ、たちまちにあざが消え、肌がつややかになるとともに絶世の美女になった』と伝えられています。
ここを訪れる人の中には、伝説にあるような水の効用にあやかろうとわざわざ県外からみえる人もあるようです。
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

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