公開日 2019年2月6日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- 下南地域
- 名称
- 白馬渓(はくばけい)
- 所在
- 臼杵市馬代
- 備考
- 昭和52年11月調べ
- 説明
- 市内馬代にある白馬渓は、紅葉の名勝として知られています。「もみじ、かえで、松、杉の間にかかって飛瀑が岸壁に砕け、雲龍玉を争い、落ちては奇岩怪石の間を広くまた狭くしぶきをあげて疾走する有様は、さながら白馬の駆けるに似る」ということから白馬渓と呼ばれるそうです。
境内全渓の景観は、一木一石の配置から数個の石橋に至るまでどれ一つとして絵にならないものはなく、特に秋の紅葉は清流を虹に染め訪れた人々を魅了します。
天保の時代の始め、橋本真彦という人がしばしここを訪れ、山水を愛し、仙境をほめ、神様をお迎えするのにふさわしい霊境であるとして同じ考えを持つ人たちと一緒に天保四年に祠を建立して、豊受姫神(とようけひめのかみ)のご遷官を仰いでお祀りした。
橋本氏はいばらを開き、道を築き橋をかけ、老樹の間に四季の花樹を植え、渓流の奇岩奇石を組んで参拝者へ利便をはかりました。
以来橋本氏は白馬渓の祠掌(神社を守る人)として今日にいたっています。
市内から約4km。テレビ塔のある山頂からは市内が一望できます。近くには門前石仏や水源地もありピクニックなどで訪れる市民も多くなっています。紅葉は11月中旬ごろが見ごろだそうです。