公開日 2019年2月6日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- 下南地域
- 名称
- 王の字火まつり(おおのじひまつり)
- 所在
- 臼杵市望月
- 備考
- 昭和52年9月調べ
- 説明
- 望月地区に三百年近く続いている火伏祈願の行事で、毎年八朔(はっさく=旧暦八月一日)から三日間行われます。
立石山の山腹に1.5mあまりの穴五十一個が王の字の型に掘られ、その穴に麦わらを積み、夜八時にいっせいに点火されます。夜空に勢いよく燃え上がる赤い炎は王の字にふさわしく勇壮です。
この火まつりは市民に秋の訪れを知らせる欠くことのできない行事の一つとなっています。
王の字火まつりの由来について「臼杵風土記四」(浅井楳窓識大正十三年)に、次のように記されています。
昔時 望月村 年々火災絶エズ コレヲ以ッテ村民協議 大分郡賀来神社ニ災害を除カンコトヲ祈り 年々七月某日ヲ以ッテ山上ニ王ノ字ヲ点ジ、献灯トス。爾来火難絶エ 全村災ヲ免カルルニ至ルト云ウ ケダシ創始年月不詳 コレヲ古老ノ言ニ徴スルニ オヨソ二百数十年ニオヨブト云ウ。