公開日 2019年2月4日
更新日 2019年2月28日
- 地域
- 臼杵・南部地域
- 名称
- 石敢當の塔(せっかんとうのとう)
- 所在
- 備考
- 昭和53年3月調べ
- 説明
- 畳屋町本通りの仏具店と家具店の間に細い路地があり、掛町へと抜けています。この路地を畳屋町の通りから十メートルくらい入ると左手の鉄格子越しに石段が見えます。ここが養元山八幡社です。この八幡社境内に「石敢當」の塔があります。
「石敢當」は向かうところ敵無しという意味で、唐の時代にはじまりこの三字を石に刻んで路傍や橋畔などの要害のところに建てておくと災禍を除くといわれています。
塔は凝灰岩でできており高さは約1.6mあります。言い伝えによりますとこの塔を臼杵にもたらしたのは明(中国)の人だとか。はじめは市浜の呑碧寺か安養寺の門前にあったものが、この境内に移され、あるいは戦火に遭って再建されたともいわれています。
文字は名筆です。昭和四十二年に市の文化財に指定されています。
養元山八幡社の祭礼が三月十一日に行われ町内の若者によって獅子舞も行われます。