公開日 2019年1月30日
更新日 2022年4月22日
なぜ、地域コミュニティの再生が必要なの?
高齢化の波に備え、コミュニティの強化が不可欠です
現在臼杵市では、「支え合うネットワークが働く、協生の社会づくり」を目指して、平成21年4月からコミュニティ推進室(現在は秘書・総合政策課協働まちづくりグループ)を設置し、地域コミュニティ再生に向けた取組みを行っています。
臼杵市は、すでに高齢化率(65歳以上人口比率)が40%を超えており、こうした高齢化の波に備え、今ある地域の力を高めておくことは、今後市民のみんなが住み慣れた地域で元気に暮らしていくために、今すぐ取り組む必要がある問題です。
この対策のひとつとして、旧小学校区ごとに「地域振興協議会」という組織を設置し、将来的に臼杵市の地域活動の中心を担っていくよう支援していきます。
地域振興協議会って、どんなもの?
枠組みを超えた連携 元気で安心なコミュニティづくり

すでに地域内には様々な活動団体があります。これらをひとまとめにした組織が「地域振興協議会」です(例えば、自治会、子ども会、スポーツ少年団、青年団、女性の会、消防団、老人会など)。地域内の団体が世代や性別の枠を超えて連携して活動していくことで、それぞれの活動がさらに活性化します。
また、地域のみんなの顔が見える関係を築くことにより、地域の一体感や日常生活での安心感を作り上げることができると思います。
この地域振興協議会の対象範囲は概ね統廃合前の小学校区(市内18地区)を基準にしています。もちろん、協議会の設置は市が強制するものではなく、協議会の名称や活動内容などは、地域の特性にあった形で自由に決めていただいてかまいません。
高齢化が進み、人口が減っても、みんなが参加することで、より長く活動を続けていくことができます。市役所はそのためにそれぞれの地域の活動を支援していきます。
地域振興協議会をつくるとどんないいことがあるの?
地域振興協議会を設置の地域を4つの方法で市が支援します
1.協議会どうしで切磋琢磨し、より良い地域づくり (地域振興懇談会の開催)
各地域振興協議会の代表をメンバーとする会議(地域振興懇談会)を定期的に開催します。
・他の地域での良い取組みを学び合う
・問題点や悩みを共有し、課題解決へ
・継続的な活動にするため協力し合う
それぞれの地域に持ち帰り、今後の地域づくりに生かしていく。
2.市報やケーブルテレビ、ホームページを通じた広報
それぞれの地域での活動の様子や行事の予定などを、市報やケーブルテレビ、ホームページなどを通じて、市内外に積極的に広報します。
・地域独自の活動を多くの人に知ってもらい、参加者数が増加
・他の地域活動を知り、新しい交流、新しいアイデアが生まれる
3.地域活動に対する財政支援
協議会で行う地域活動に対して、市から助成金を出し、新しい活動のきっかけを作って地域に元気を吹き込みます。
※ 地域活動は、基本的には、地域のみんなの力で行っていくことが重要です。長い目で見て、地域の力を高め、市の財政支援なしで継続的な活動を行う工夫をしてください。
4.市役所職員が地域活動に参加(地域パートナー)
協議会での活動に、その地域の住民である職員やその地域出身の職員などが、行政と地域のパイプ役として地域の中に入っていきます。