公開日 2021年5月12日
更新日 2021年10月21日
昨年1月、世界中に広がっている新型コロナウイルス感染症が国内で確認され、昨年3月には、臼杵市内においても感染者が確認されました。
その後、第1波、第2波、第3波と続きましたが、医師、看護師をはじめ、医療関係者皆さんのご尽力により何とか乗り越えてきたところであり、あらためまして感謝を申し上げます。
一方で、感染症は第4波に入り、従来型ウイルスに加え、イギリス型変異株による感染者が国内はもちろん、県内、市内からも連日多く確認され、これまでとは違う強い感染力で市中に広まっており、予断を許さない状況となっています。
一刻も早い収束を願うところですが、新型コロナウイルス感染症に対する薬剤も開発途中であり、現在感染を防ぐ最大の対策として、何よりワクチンの接種に頼らざるを得ない状況です。
臼杵市においても、ワクチンの供給が不安定ではありますが、皆様方のご理解、ご協力によりまして、4月19日から高齢者施設の入所者から接種を開始しました。さらに5月17日からは、医療機関による個別接種で一般高齢者の接種も開始されます。
各医療機関におかれましては、通常診療に加えて、ワクチンの個別接種を行うべく、診療体制整備や、事前受付、接種計画をご検討いただいたところであります。
一方で、先日の菅首相の「接種を希望する高齢者へ、7月末までに2回の接種を完了させる」との発言を受け、国、県から各自治体に通知があり、臼杵市医師会、担当理事と協議のうえ、個別接種に加え、集団接種を行うことで、7月中の高齢者への接種完了に向けて、早急な体制整備を行っているところであります。
医師、看護師をはじめとする医療関係者の皆様におかれましては、これまでの感染症に対する様々な対応に深く感謝を申し上げますとともに、一日も早いコロナの収束と安心安全な市民生活の確保に向けて、今後ともご理解、ご尽力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
100年に一度といわれるこの未曽有の感染症の流行から、臼杵市民を守っていくために、私も自ら先頭に立って、医療関係者の皆さんと共に「オール臼杵」で対処していく所存です。
新型コロナウイルス感染症に立ち向かい、最前線の現場で日々懸命に努力されている全ての医療従事者(関係者)の皆さまに、心より尊敬と感謝の念を表しメッセージとします。
令和3年5月12日
臼杵市長 中野 五郎