公開日 2020年5月12日
更新日 2021年10月21日
市民のみなさまへ
新型コロナウイルス感染症への対応の長期化に伴い、不安や偏見から、感染者やその家族等への誹謗中傷やいじめ、差別的な対応といった人権侵害が起きています。
感染症の治療にあたった医療関係者が職場で「ばい菌」扱いされる、子どもが保育園への登園自粛を求められる、家族が勤め先から出勤を見合わせるよう指示を受ける、県外ナンバーの車に乗っているだけで誹謗(ひぼう)・中傷・嫌がらせを受けたなどの事案が全国的に報道されています。
わたしたちは、目に見えないウイルスや経験したことのない感染症に不安やおそれを感じ、遠ざけたいという心理から、感染症に関わる人を不必要に避けようとするなど、差別的な行動をとってしまうことがあります。
さらに、こうした行動は、自分自身の感染が疑われる場合であっても、差別をおそれ受診をためらうことにつながり、結果的に感染が拡大するという負の連鎖も引き起こしかねません。
新型コロナウイルスに感染した方、治療に当たっている医療関係者や社会機能の維持にあたる方とその家族、外国人などに対して、不当な差別、偏見、いじめ、SNSなどでの誹謗中傷があってはなりません。
偏見や差別的な言動に同調せず、確かな情報に基づいて冷静に行動してください。
一人ひとりの行動で負の連鎖を断ち切りましょう。
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部落差別解消推進・人権啓発課