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新型コロナウイルス感染症とは

公開日 2020年3月3日

更新日 2021年10月21日

コロナウイルスについて

 人に感染する「コロナウイルス」は7種類見つかっており、その中の一つが昨年12月以降に問題となっている「新型コロナウイルス」です。
 今回新たに発生した「新型コロナウイルス」以外の6種類のコロナウイルスのうち、4種類は一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。
 残りの2種類は「重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS:サーズ)」と「中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS:マーズ)」で、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあります。

症状

 発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多いと報告されています。
 感染しても約8割は軽症で経過し、入院した方も含めて治癒する方が多いと報告されています。一方で、高齢者や基礎疾患を有する方では重症化するリスクが高いことも報告されています。また、妊婦や喫煙歴なども重症化しやすいかは明らかでないものの、注意が必要とされています。

※1:重症化のリスクとなる基礎疾患には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満があります。

潜伏期間

潜伏期間は1~14日(一般的には約5日)とされています。

感染経路

 一般的な状況における感染経路の中心は、飛沫感染と接触感染の2種類です。
 感染者の8割は人への感染はないと報告されています。また、新型コロナウイルスに感染した人が他の人に感染させてしまう可能性がある期間は、発症の2日前から発症後7~10日程度とされています。この期間のうち、発症の直前・直後で特にウイルスを排出する量が多くなると言われています。

飛沫感染

 感染者の飛沫(咳、くしゃみ、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の人がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

接触感染

 感染者が咳やくしゃみを手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の人がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻、目を触ると粘膜から感染します。
 ただし、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等の症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。また、無症状の人からの感染の可能性も指摘されています。一方、人と人との距離をとることにより大幅に感染リスクが下がるとされています。

新型コロナウイルスの典型的な臨床経過


検査

新型コロナウイルス感染症を診断するための検査には、下記3点などがあり、いずれも検査を受ける方の体内にウイルスが存在し、ウイルスに感染しているかを調べるための検査です。

  1. PCR検査
  2. 抗原定量検査
  3. 抗原定性検査

治療

 軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱剤などの対症療法を行います。
 呼吸不全を伴う場合には、酸素投与やステロイド薬(炎症を抑える薬)・抗ウイルス薬
 ※2の投与を行い、改善しない場合には人工呼吸器などによる集中治療を行うことがあります。
 ※2:新型コロナウイルス感染症の治療として承認を受けている抗ウイルス薬として、国内ではレムデシビルがあります。(令和2年10月29日時点)

関連リンク

お問合せ

保険健康課
子ども子育て課(ちあぽーと)
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

※直通のダイヤルインや通話料金、電話交換システムに関することは、お問合せページをご覧ください。

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