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大将軍

公開日 2019年2月6日

更新日 2019年2月28日

 
地域
上北地域
名称
大将軍(だいじょうごん)
所在
臼杵市末広
備考
昭和57年5月調べ
説明
大将軍といえば、馬頭観音などと共に牛馬の神様としてよく知られています。とくに、この神様として有名なのが、狭間町篠原にある大将軍神社ではないかと思います。言い伝えによると、その昔、肥後の国(現在の熊本県)の領主細川候が、参勤交代のため馬で江戸に向かう途中、狭間の篠原あたりにさしかかると馬が急に病にかかったので、近くの大将軍に引いて行き祈ったところ、たちまちにして病が癒え、元気になったということです。それ以後、大将軍は牛馬の神になったといわれています。
この大将軍信仰は、九州を中心として広がっており、修験道や雷神を祀り防火の守護神とする愛宕信仰、あるいは、庶民信仰としての道祖神などとも深いかかわりを持ち、人々の幅広い信仰を集めています。この大将軍が、牛馬信仰となった理由の一つに、愛宕信仰ともかかわりがあると考えられます。愛宕信仰では、馬に乗っている将軍(または勝軍)地蔵を祀っており、外部から入ってくる疫病を防ぐ利益があるとされています。この馬に乗った地蔵を祀っているところから、往時、農村地域において農耕に使用されていた馬、そして牛などの守り神になっていったと推察されます。
さらに、疫病、災いを防ぐという意味から塞(さえ)の神(道祖神)信仰とも結びつき、邪霊の侵入を防ぐ神、道行く人々を災難から守る神としても、信仰を集めていたといそうです。
このような信仰のある大将軍が市内にも二ヶ所あります。一つは末広の末広神社、古くは大将軍と呼ばれていました。他の一つは乙見日平にあります。何れも古道に沿って祀られているという共通性があります。
  • 臼杵市役所臼杵庁舎TEL:0972-63-1111(代表)
  • 臼杵市役所野津庁舎TEL:0974-32-2220(代表)

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