合戦絵図の世界~語り継がれる戦国の「記憶」~

公開日 2017年12月6日

合戦絵図の世界~語り継がれる戦国の「記憶」~
展示期間 平成29年12月6日(水)~平成30年2月19日(月)

 

 戦国時代から江戸時代初期まで150年近くにわたり、日本全国各地で継続的に続いた合戦の時代は、慶長20年(1615)5月の大坂夏の陣において、江戸幕府が豊臣家を攻め滅ぼしたことで終わりを告げます。「元和偃武(げんなえんぶ)」の時代を迎え、戦乱から安定へと時代の様相が移りゆく中、これらの合戦の背景や経過などについては、合戦を彩るエピソードや武勇伝などとともに軍記物や逸話集、各大名家の家譜などに記されていきました。そして軍勢の布陣状況や戦闘の具体的な様子といった戦場の光景は、絵図や屏風などの形で視覚的にも描かれていきました。
 臼杵藩主稲葉家は、こうした戦国時代の合戦を描いた「合戦絵図」を数多く所蔵しています。そのことは平和な江戸時代にあっても、有事に備えて合戦の方法を考える「軍学」の研究を稲葉家が怠っていなかったことを示しています。同時に、これらの絵図の多くが戦国時代の稲葉家が関与した合戦を描いたものであるということは、家譜や系図類の文字記録とともに、「合戦絵図」が稲葉家の歴史を後世に語り継いでいく上での、重要なビジュアル資料だったことを窺わせます。
 本企画展では、臼杵藩主稲葉家に残された合戦絵図や家譜などから、泰平の世の中を生きた人々が様々なかたちで描き記し、語り継いでいった戦国の「記憶」の一端をひもといていきます。

「濃州郡上合戦図」1筋兜1 

 画像左 「濃州郡上合戦絵図」(159㎝×360㎝、大分県指定有形文化財、臼杵市所蔵)
 画像右 「稲葉家童鎧(兜)」(大分県立歴史博物館所蔵)

ギャラリートークのお知らせ

 開催日
  ①12月17日(日)
  ②1月14日(日)
  ③2月11日(日)
  ※いずれも10:30~(1時間程度) 資料館職員による展示史料の解説を行います。

同時開催中(平成30年1月中旬まで)

 「古写真にみる臼杵の歴史」(展示室1)

資料館からのお知らせ

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